ショートからショートへ

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髪の毛をすっきりと切ってきました。いつもの美容室で、いつもの美容師さんに。

家から車で1時間ほどのところにある行きつけの美容室のオーナーさんは、もともと違うお店にいた方で。そのときから数えると、かれこれ15年ほどのお付き合いになる。とことん信頼し、いつもだいたい「おまかせ」で、仕上がりも毎度大満足。一度カラー剤とブリーチ剤を間違われてしまったことがあって、前髪にキンキンの金髪メッシュが入ったときには流石に驚いたけれども、まあ、これはこれで……となった。がしかし、当時、医療関係の真面目な職場で働いていたので、職場の方も上司も、わたしの髪の毛を見た途端に「わあ!」と言われたのだった。

 

今はすっかり黒髪のショートというとてもシンプルで、「the普通」、な髪型をしている自分だけれど、15年間の間にはほんとうにいろんなヘアスタイルを楽しんだものだ。

腰まであるロングヘア、それをカットして肩までくらいのボブにし、刈り上げなんかにもしたことがあったな。独立をしてフリーランスになってからは、金髪やブルー、ピンク、紫などなど、いろんなヘアカラーも楽しんだ。

途中、金髪メッシュを挟むものの、そのどのヘアスタイルも気に入っている。まるで、自分の人生経験の一部のようにもなっている。

 

ある友人が「髪の毛を変えるだけで、気分までガラリと変わるんだよね」といっていたけれど、ほんとに髪の毛の色を変えるだけでも新しい自分になれるような気がして、それもあっていろんな髪色をオーダーしていたんだろうな。なんか気分が乗らないし、いっちょ髪型でも変えるか!という気分のときは、やっぱりちょっと大胆なオーダーとかをしていたし。そうすることで昨日までの自分をまるでリセットできたかのような気持ちにもなれるし。そう思うと、美容師さんはすごい仕事だよな。人の髪の毛だけを切ったり染めたりしているようで、実はその人の内面にまで大きな影響を与えてしまうのだから。しかも切ってしまった髪の毛は元には戻せないわけで。わたしのように、テキストやイラストを書いて、失敗したな、と思ってcommand Zを押すわけにもいかず。

 

今回は、ちょっと伸びてショートボブになってた髪を、すっきりと刈り上げで短めのショートへ。サイドは耳にかけなくても耳が見えるくらいの短さで。前髪は目の上あたりに切ってもらい、伸びたらサイドに流せるように。そんな感じで、伸びるたびにその変化も楽しめるような感じにしてもらった。なんだか顔まわりの髪の毛が短くなって量もかなり減らしてもらったからなのか、頭が軽いしついでに気分も軽やか。ショートからショートへの変化はロングからボブへの変化に比べるとしれているかもしれないけれど、なんというか体感的な部分が大きくて、すっかり新しい日々が始まったなぁといった清々しい気分の今です。改めて、美容師さんってすごいな。